【9月13日 AFP】女子テニスの元世界女王、キム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)氏が12日、2020年に現役復帰すると発表した。クライシュテルス氏は2012年、育児に専念するため現役を引退していた。

 四大大会(グランドスラム)のシングルスを4度制した36歳のクライシュテルス氏は、母親であることは大好きだが、ツアーを回っていたときのアドレナリンが恋しいと明かした。

 クライシュテルス氏はツイッター(Twitter)に投稿した動画の中で、「この7年間は専業の母親だった。母親としての生活は大好きだけど、プロのテニス選手でいることも大好きだった。正直に言って、あの感覚が恋しい」と話した。

「母親として3人の子どもに愛情を注ぎながら、可能な限り最高のテニス選手になれるだろうか?」「やってみよう。もう一度復帰しよう。2020年に会いましょう」

 また女子プロテニス協会(WTA)の公式サイトでは、現役に復帰するモチベーションは「チャレンジ」であり、証明しなくてはいけないことが残っていると感じているからではないと述べた。「私には、50歳になるまでにニューヨークシティマラソン(New York City Marathon)に参加したいと言うような友人もいる。私は今でもテニスをプレーするのが大好き」

 クライシュテルス氏は2005年と2009年、2010年に全米オープン(US Open Tennis Championships)を制し、2011年には全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)でも優勝を果たした。

 当時23歳だった2007年には一度引退したが、その後第1子を出産すると、2009年に現役復帰して同年の全米オープンで2度目の優勝を経験。しかし、2012年の同大会後に再び競技から退いていた。

 1999年、15歳でツアーデビューを飾ったクライシュテルス氏は、シングルスで41個のタイトルを獲得。

 現行のランキング制度が導入された1975年以降、母親として世界1位に立ったのは同氏だけであり、現役を離れている期間が長いにもかかわらず、ツアーでの優勝回数は通算72勝のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)、同49勝のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)に次ぎ現役選手では3番目となっている。

 クライシュテルス氏はグランドスラムのダブルスでも優勝しており、2003年には杉山愛(Ai Sugiyama)氏とペアを組んで全仏オープン(French Open)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を制した。

 クライシュテルス氏は来シーズン、元世界ナンバーワンとして制限なくワイルドカード(主催者推薦)を得ることができる。(c)AFP