【9月13日 AFP】女子テニスの大坂なおみ(Naomi Osaka)は12日、コーチのジャーメイン・ジェンキンス(Jermaine Jenkins)氏との契約を解消したと発表した。大坂がコーチとたもとを分かつのは今年2度目。

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 大坂は優勝した1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)後にジェンキンス氏をチームに迎えていたが、昨季決勝に進んだ東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2019)の開幕を前に関係解消を明かした。

 大坂は自身のツイッター(Twitter)に、「私とジェイ(ジェンキンス氏)は今後、一緒に活動しない」「一緒に過ごした時間と、コート内外で学んだことに感謝の気持ちでいっぱいだが、変化を求めるなら今だと感じている。すべてに感謝している。最高に楽しかった」と投稿した。

 昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)、そして全豪オープンと四大大会(グランドスラム)で連勝した大坂は今年初め、その躍進を支えたサーシャ・バイン(Sascha Bajin)氏とのコーチ契約を電撃的に解消してテニス界を驚かせた。

 しかし、全豪後の大坂は不安定な結果が続いており、全仏オープンテニス(French Open 2019)では3回戦でカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)に敗れ、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)ではユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)の前にまさかの1回戦負け。そして全米オープンでは4回戦でベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)に屈した。

 またグランドスラム以外でも振るわず、北米ハードコートシーズンでは2度準々決勝で敗退し、最新の世界ランキングでは1位から4位に順位を落としている。(c)AFP