【9月12日 AFP】シンガポールで先週死去したジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)前大統領の遺体が11日、同国の首都ハラレの空港に到着した。儀仗(ぎじょう)隊のほか、支持者約2000人と親族、政府当局者らが駐機場で出迎えた。

 ムガベ氏は解放闘争時代の英雄だが、同氏が国を統治した37年間、ジンバブエは圧政と経済の崩壊に見舞われてきた。同国ではムガベ氏の功績をめぐり対立が生じている。

 元ゲリラ指導者のムガベ氏は、ジンバブエが英国から独立した後に権力を掌握し、2017年11月に軍に失脚させられるまでジンバブエを統治。その後、健康状態が悪化し、今月6日にシンガポールで死去した。95歳だった。

 ジンバブエではムガベ氏をめぐり常に対立が生じてきたが、同氏の埋葬地についても親族とエマーソン・ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)現大統領の間で意見が分かれているもよう。埋葬は15日の予定だが、結論が出ていない。(c)AFP/Susan Njanji and Beatrice Debut