【7月11日 AFP】今月末に各種選挙の実施を控え、選挙活動を展開しているジンバブエのエマーソン・ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)大統領は10日、自ら「画期的」と評する宇宙機関の設置に乗り出す考えを明らかにした。

 首都ハラレで演説に臨んだムナンガグワ大統領は、「ジンバブエ国家地理宇宙機関(ZINGSA)」が、農業および鉱物探査、野生生物の保護、インフラ管理、疾病監視などのために、地球観測衛星や全地球的航法衛星システム、無人航空機を配備すると発表。

「持続可能な開発に向けた宇宙技術とイノベーションの応用を生み、手に入れ、利用し、調整するという点で、国際的な場でのジンバブエの能力を高めることに、この構想が寄与するだろう」と述べた。

 ただ同国は、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)前大統領が音頭を取った土地収用政策により農業生産が崩壊するなど、経済面で深刻な難題に直面している。(c)AFP