【9月5日 AFP】(更新)ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相の弟であるジョー・ジョンソン(Jo Johnson)氏が、閣僚を辞任し、さらに議員辞職する意向を明らかにした。同首相にとって、新たな痛手となった。

 ジョー氏は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)をめぐる2016年6月の国民投票の際、離脱に強く反対。高い知名度を誇る兄とは相反する立場にあったが、ボリス氏の首相就任後、閣僚に就任していた。

 ジョー氏はツイッター(Twitter)に「(ロンドン郊外の選挙区)オーピントン(Orpington)から選出されて9年間議員を務め、3人の首相に閣僚として仕えてきたことは光栄だ」と投稿。

 だが「ここ数週間、私の心は家族への忠誠と国益との間で引き裂かれていた」と記した。

 ブレグジットは、英国内の多くの家庭に深い亀裂をもたらした。ジョンソン家も例外ではなく、ボリス氏の妹のレイチェル(Rachel Johnson)さんと父親のスタンレー(Stanley Johnson)さんはEUへの残留を望んでいたという。(c)AFP