【8月19日 AFP】アフリカ中央部の内陸国ブルンジで、1週間行方不明となっていたアルビノ(先天性色素欠乏症)の少年(15)が、手足を切断された遺体で発見された。地元のアルビノ団体が18日、明らかにした。ブルンジでアルビノの殺害事件が起きたのは3年ぶりだという。

【関連記事】モザンビークでまた「アルビノ狩り」 17歳少年、脳まで奪われる

 アルビノの少年の遺体は17日夜、同国北西部に位置し、ブルンジとコンゴ民主共和国を隔てるルシジ(Rusizi)川沿いで発見された。発見現場は、少年が暮らしていた村から遠くない場所だったという。

 地元で活動する「国境なきアルビノ支援団(Albinos Without Borders)」のカシム・カズング(Kassim Kazungu)代表は、「アルビノの少年は残忍な方法で殺害された。殺害者は少年の右腕、舌、そして右脚を膝から切り落とした」と明らかにした。

 アフリカの一部の国々では、遺伝子の変異による色素欠乏のため肌が白く髪が黄色いアルビノの人々が殺害され、体の一部が呪術に使用される事件が後を絶たない。(c)AFP