【8月19日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2019)プレーオフ第2戦、BMW選手権(BMW Championship 2019)は18日、米イリノイ州メディナ(Medinah)のメディナCC(Medinah Country Club)で最終日が行われ、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が通算25アンダーでツアー通算10勝目を挙げた。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は2日目と同じスコア「63」をマークし、トーマスと5打差の単独3位でフィニッシュした。3日目に「73」と崩れて優勝争いからは脱落したが、この日はわずか20パットのゴルフでスコアを伸ばした。

 優勝したトーマスは、パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay、米国)に追い上げられたものの、終盤8ホールで4バーディーを奪い、バックナインでスコアを伸ばしてこの日4アンダー。キャントレーを3打差に抑えて優勝を果たした。通算25アンダーのスコア「263」は、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)とマーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)の通算23アンダーを抜いて、大会最少スコアとなった。

 昨シーズンの世界ゴルフ選手権(World Golf Championships 2018)第4戦、ブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2018)以来、およそ1年ぶりの勝利を挙げたトーマスは、今季最終戦のツアー選手権(TOUR Championship 2019)を前に、プレーオフの順位でもトップに浮上している。

 上がり6ホールで4バーディー、この日合計9バーディーを奪ったキャントレーが3打差の2位に入り、以下5打差の松山、7打差の単独4位にトニー・フィナウ(Tony Finau、米国)、9打差の5位タイにブラント・スネデカー(Brandt Snedeker、米国)、ジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)と続いた。

 フィナウはスコア「69」を出したものの、米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦、第13回プレジデンツ・カップ(2019 The Presidents Cup)の米国代表メンバー入り争いでブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)を上回ることはできず、自力での出場は逃した。

 一方、昨年の最終戦で優勝したタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)やジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)らは、ポイントランキングで上位30位以内に食い込めず、ザ・ツアー選手権出場を逃すことになった。(c)AFP