【8月3日 AFP】米カリフォルニア州のサンフランシスコ空港(San Francisco Airport)は、空港内で使い捨ての飲料水入りペットボトルの販売を禁止し、容器を持参していない利用客らに対して詰め替え式のボトルを購入するよう求める措置を今月20日から導入する。米メディアが2日、報じた。

 地元紙サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)によれば、サンフランシスコでは5年間で埋め立てごみを大幅に減らす計画が進められており、今回の方針はその一環だという。

 禁止措置は空港内のレストランやカフェ全店、自動販売機に適用されるが、同空港に発着する航空機は対象外となり、ジュース類も免除される。一方で空港内には、無料で利用できる浄水器型ウオーターサーバーが100か所に設置され、グラスや金属ボトルに飲料水をつぎ足すことができる。

 持続可能性において「業界をリードしている」と自負するサンフランシスコ空港は、太陽電池パネルを導入し、全テナントに対して生分解性のストローや食器を使用するよう指示している。

 サンフランシスコ市当局は、2014年に市有地での飲料水入りペットボトルの販売を禁止する措置を導入したが、先延ばしや一部免除を認めている。(c)AFP