【8月1日 AFP】南米ベネズエラのミスコンテスト「ミス・ベネズエラ2019(Miss Venezuela 2019)」の主催者は、1952年から続く大会史上初めて、出場者のスリーサイズを公表しないことを決めたと発表した。ミスコンテストをめぐっては、外見を重視しすぎているとして批判が高まっている。

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 ミス・ベネズエラの歴代優勝者は世界大会でも高い評価を得ており、これまでに「ミス・ユニバース(Miss Universe)」で7人、「ミス・ワールド(Miss World)」で6人が栄冠に輝いている。

 大会では司会者が全出場者のスリーサイズを発表するのが伝統となっており、バスト90センチ、ウエスト60センチ、ヒップ90センチが理想とされてきた。そのため、多くの出場者が理想の体形になるために整形手術を受け、厳しい食事制限をしていた。

 しかし、首都カラカスで1日に開幕する2019年大会では、水着審査やイブニングドレス審査は継続されるものの、スリーサイズは公表しない。主催者側は、理想の女性像のステレオタイプにあらがいたいからだと説明した。

「女性の美は90、60、90という数字では測れない。それぞれの持つ才能で測られる」と、主催者の広報担当を務める2013年ミス・ユニバース優勝者、ガブリエラ・イスレル(Gabriela Isler)氏は述べている。(c)AFP