【8月1日 AFP】テニス、シティ・オープン(Citi Open 2019)は31日、男子ダブルス1回戦が行われ、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)は兄のジェイミー(Jamie Murray、英国)とのペアで初戦を突破し、四大大会(グランドスラム)3勝を誇るシングルスへの復帰にまた一歩前進した。

 マレーが兄とペアを組むのは2016年以来だったが、この日はフランスのニコラ・マウー(Nicolas Mahut)/エドアード・ロジャー・ヴァッセリン(Edouard Roger-Vasselin)組を6-4、6-7(7-9)、10-5で下した。

 マレーは試合後、「良い雰囲気だった」「良いポイントがいくつかあったし、素早く反応できた場面もあった」と振り返った。

 股関節の手術からの本格復帰を目指しているマレーは現在、ダブルスで大会に出場しながらシングルスの練習をしている。1月の手術前は引退の可能性も示唆していたが、リハビリを続けながら6月にはダブルスで実戦復帰。

 ここまでは予想していたよりも股関節の反応が良いと話しており、今週初めにはシングルスへの復帰に「かなり近い」状態であり、早ければ2週間後のウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)でカムバックすると明かしていた。

 ウェスタン&サザンオープンは全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)開幕の2週間前に行われるため、5セットマッチの大会での復帰を避けたいと考えているマレーは、同大会での復帰がかなわない場合は全米オープンの出場を見送るとも付け加えている。(c)AFP/Jim SLATER