【7月31日 AFP】テニス、シティ・オープン(Citi Open 2019)は30日、女子シングルス1回戦が行われ、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)で16強入りする快進撃を見せた15歳のコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)と、大会第1シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)が姿を消した。

 2017年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)女王で世界ランキング8位のスティーブンズは、レベッカ・ペテルソン(Rebecca Peterson、スウェーデン)に2-6、5-7で敗れ、予選を通過したガウフはザリナ・ディアス(Zarina Diyas、カザフスタン)に4-6、2-6で屈した。

 全米オープンの前哨戦に位置づけられる今大会は、出場選手の中で唯一トップ10につけるスティーブンズと、最終的に優勝したシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に敗れたウィンブルドン4回戦以来の本戦出場となったガウフを早々に失った。

「すべての敗戦が学び。総合的に良い経験だった」と前を向いたガウフは、「全米オープンを楽しみにしているし、そこで良い結果を出せたらと願っている。よりアグレッシブになり、コート上でもう少し自分を信じられるように努力するつもり」と続けた。

 この日も新星を一目見ようと観客席は満員だったが、ガウフは人生が急激に変わりゆくスピードに驚いていると言い、「すべてのサポートに感謝している。(ウィンブルドンから)数週間がたったので落ち着いたかと思ったが、人々はまだ興奮が冷めていないみたい」「すべてが一気に変わって難しいときもあるが、経験を積むことは全米オープンで間違いなく私の力になる」と話した。

 一方、2015年のシティ・オープンでツアー初優勝を果たしたスティーブンズは今季、四大大会(グランドスラム)以外で出場した10大中8大会で、1勝または未勝利で敗退している。「もっと良いプレーができたはず。暑かった。タフなコンディションだった。とにかく改善していくしかない」 (c)AFP/Jim SLATER