【7月30日 AFP】米カリフォルニア州の祭りで起きた銃乱射事件で、19歳の男が銃撃犯として特定された。事件では子ども2人を含む3人が死亡し、12人が負傷した。

 当局によると、サンティノ・ウィリアム・レガン(Santino William Legan)容疑者は、カリフォルニア州北部で開かれていた「ギルロイ・ガーリック・フェスティバル(Gilroy Garlic Festival)」で28日、AK47(カラシニコフ自動小銃)タイプのアサルトライフルを乱射し、犯行開始から1分以内に警察によって射殺された。

 警察当局は29日の発表で、動機はまだ解明されていないと説明。しかしメディア各社によると、捜査官らはレガン容疑者の交流サイト(SNS)アカウントを調べており、同容疑者は4日前に開設したインスタグラム(Instagram)アカウントで白人至上主義的な本に言及していた。

 ギルロイ(Gilroy)警察によると、捜査当局は2人目の容疑者がレガン容疑者を支援した可能性があるとの目撃情報について、確認作業を進めている。

 死亡した3人のうちの1人は6歳の少年で、一緒にフェスティバルを訪れていた母親と祖母も負傷。残る2人は、13歳の少女と20代の男性と特定された。

 当局によると、レガン容疑者は今月9日、ネバダ州で凶器の銃を合法的に購入し、21歳未満のライフル・散弾銃購入を禁止するカリフォルニア州法を回避していた。(c)AFP/Jocelyne ZABLIT