【7月26日 AFP】米大リーグ(MLB)は25日、各地で試合が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)はイグザンダー・ボガーツ(Xander Bogaerts)の3点本塁打など初回だけで7点を挙げると、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を19-3で粉砕した。

 レッドソックスはボガーツがさらにソロ本塁打を放つなど合計4安打をマークしたほか、ラファエル・デバース(Rafael Devers)とサンディ・レオン(Sandy Leon)もそれぞれ一発を放ち、本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)で記録づくめの勝利を飾った。

 ヤンキース先発の田中将大(Masahiro Tanaka)を容赦なく攻めたレッドソックスは、117年にわたる伝統の一戦では歴代最多となる大量19得点を記録。同カードでは史上最悪の12失点を喫した田中は、3回3分の1を投げて3四球4奪三振という内容で降板した。

 初回だけで11人の打者が打席に立ったレッドソックスは、ボガーツが先制アーチを放った後、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア(Jackie Bradley Jr.)とムーキー・ベッツ(Mookie Betts)がそれぞれ二塁打で2点を記録して7-0とリードを広げた。

 ヤンキースも2回にグレイバー・トーレス(Gleyber Torres)の単打で1点を返した後、さらに満塁の場面で押し出しの四球を選ぶなど、1死からの連打で2-7と詰め寄った。

 しかし、その後もレッドソックスは打線が爆発して4回に5点を追加すると、5回に3点、6回にも1点入れて16-3とリードを拡大。結局この日は二塁打10本を含む合計23安打を記録し、ヤンキースから今季2勝目を記録した。

 レッドソックスの先発リック・ポーセロ(Rick Porcello)はスロースタートだったものの、6回まで奮闘を見せて6安打3失点5奪三振で今季の通算成績を9勝7敗とした。(c)AFP