【7月13日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は12日、男子シングルス準決勝が行われ、連覇を目指す大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-2、4-6、6-3、6-2で第23シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)をねじ伏せ、自身6度目の決勝進出を果たした。

 世界ランク1位で、通算4度のウィンブルドン制覇を誇るジョコビッチは、四大大会(グランドスラム)では自身25回目の決勝進出が決まり、「今回は自分にとって最高の大会になっている。またファイナルに到達できて夢のようだ」と喜んだ。

「必死でプレーした。ロベルトは初めてのグランドスラム準決勝で、決して気後れしたりしていなかった」「第3セットの序盤の4、5ゲームはまさに接戦で、どちらに転んでもおかしくなかった。自分がものにできたのは幸運だった」

 自身16回目のメジャータイトル獲得を懸けた14日の決勝で、ジョコビッチは第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と対戦する。同日のもう一つの準決勝では、フェデラーが7-6(7-3)、1-6、6-3、6-4で第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を退けた。

 フェデラーに通算25勝22敗、ナダルに同28勝26敗と勝ち越している32歳のジョコビッチは、決勝の相手が決まる前に、「フェデラーとナダルの試合を観戦するよ。すごく楽しみなマッチアップだ。史上最高のライバル対決の一つだからね」と話していた。(c)AFP/Dave JAMES