【7月16日 AFP】15日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)の男子シングルス決勝では、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が自身4度目の優勝を飾った。試合後のセンターコートでは、ほんの少し顔を見せた同選手の3歳の息子ステファン(Stefan)くんが父と一緒に脚光を浴びた。

 ジョコビッチはこの日、南アフリカのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson)を6-2、6-2、7-6(7-3)で下して2011年、2014年、2015年に続くタイトルを獲得し、四大大会(グランドスラム)の優勝回数を13に伸ばした。

 まだ若すぎたため、試合を観戦することはできなかったステファンくんだが、優勝スピーチの際には母エレナ(Jelena)さんと共にプレーヤーズボックスに姿を見せ、チャンピオンに輝いた父ジョコビッチも喜んだ。

 現在31歳のジョコビッチは「最高だ。誰かが『お父さん、お父さん』と叫んでいるのが聞こえる。二重の喜びだね」とすると、「彼はまだ5歳になっていないから観戦は許可されなかったが、もしも優勝し、トロフィーを掲げられるのなら、彼に目にしてほしいと願っていた。これ以上うれしいことはないよ」と語った。

 また、エレナさんとの間には昨年9月に娘タラ(Tara)ちゃんが誕生しているジョコビッチは「ここ数週間の中では、彼が最高の練習相手だったよ」と付け加えた。ジョコビッチは、大会期間中にステファンくんと練習コートでボールを打ち合う姿がとらえられていた。(c)AFP