【7月10日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は9日、男子ダブルス3回戦が行われ、ジョン・ピアーズ(John Peers、オーストラリア)/ヘンリ・コンティネン(Henri Kontinen、フィンランド)組とジョー・ソールズベリー(Joe Salisbury、英国)/レジーブ・ラム(Rajeev Ram、米国)組の試合は最終セットで12-12となり、同大会では初めてタイブレークで勝敗が決められることになった。

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 前日に日没サスペンデッドとなっていたこの一戦は、1750人収容の12番コートで9日に再開され、最終的にはタイブレークを制した大会第8シードのピアーズ/コンティネン組が7-6(7-2)、6-4、3-6、4-6、13-12(7-2)で勝利。試合時間は4時間29分だった。

 ウィンブルドンの主催者であるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)は、長時間の試合をなくすための手段として、今大会から最終セットでゲームカウントが12-12までもつれた場合はタイブレーク制を導入することにしている。

 ケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)とジョン・イズナー(John Isner、米国)が対戦した昨年の男子シングルス準決勝は6時間36分を要し、これは四大大会(グランドスラム)で史上2番目に長い試合となった。この一戦は最終セットだけで2時間50分かかり、最終的には同セットを26-24で奪ったアンダーソンが勝利した。(c)AFP