【6月28日 CNS】米プロバスケットボール協会(NBA)ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームス・ハーデン(James Harden)は、今シーズンに成し遂げた一連の得点記録や見事なパフォーマンスにより賞賛されている。彼が作ったいくつかの驚異的な記録は、バスケットボール史上では「伝説の時代」と言える50年前の記録を上回った。ハーデンは24日、アディダス(Adidas)の招きで中国・北京を訪問。ファンたちと間近に交流し、「来年の夏も北京に来て、みんなが見たいものをもっと見せてあけたい」と約束した。

 北京工科大学のオリンピック体育館で開かれたイベントでは、京劇俳優がハーデンに中国が誇る伝統芸能の魅力を見せた。するとその後、ハーデンが意気揚々とした表情で特注の京劇衣装をまとって登場し、彼が得意とするステップバックシュートをしてみせた。さらに京劇役者のように花槍(やり)を振り回してみせると、客席から大歓声が。あごひげをたっぷりとたくわえているハーデンは、あたかも「美髭公」(びぜんこう)と呼ばれる三国志の武将・関羽(Guan Yu)のようだった。

 ハーデンはエキシビションゲームを行った後、2人の中国人選手から一騎打ちの挑戦を受け、ダンクシュート対決。ハーデンは2人に華麗なユーロステップとステップバックを伝授した。

 その後、ロケッツ13番のジャージーを着た「リトル・ハーデン」ら5人の子どもとゲームをした。リトル・ハーデンが連続して2回のレイアップシュートに成功し、最後にステップバックシュートでゲームをしめくくった。ハーデンは子どもにおもちゃのひげをつけ、「努力を続けるようにね」と励ました。

 ハーデンはその後もダンスグループとの情熱的なパフォーマンスや、観客とのハイタッチなどで、会場を最高に盛り上げたままイベントを終えた。 (c)CNS/JCM/AFPBB News