戦地で暮らす自閉症の子ども、必要なケア受けられず シリア
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■支援を提供する施設も
だが、どこを探せばいいかさえ分かっていれば、支援は提供されている。ガナムさんは2017年6月、アルマナーズ近郊のカファルタクハリム(Kafr Takharim)にあるサナド・センター(Sanad Centre)を見つけた。この施設は、特殊ニーズや障害、学習障害のある子どものケアに特化し、約80人の患者を抱えている。
ガナムさんは、アイハム君が7歳になるまで息子が自閉症であることを受け入れられなかったと打ち明ける。サナド・センターを見つけた後、アトマ(Atme)からアルマナーズへと引っ越し、同センターでボランティアとして働き始めた。
内戦や周囲の無知があっても、アシさんは将来への希望を捨てていない。特に、人々が見せる姿勢の変化には大きな期待を抱いている。「人は一般的に、自閉症がある大人や子どもに思いやりを持っています」とアシさん。「そうした人々を助けてくれたり、面倒を見てくれたりすることが多いです」
By Zouhir Al Shimale , Adam Lucente
(c)Middle East Eye 2019/AFPBB News
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