【6月22日 AFP】男子テニスのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)は21日、インスタグラム(Instagram)に動画を投稿し、ここ9か月で2度目となる右膝蓋骨(しつがいこつ)の骨折に見舞われた試合が現役最後になるか分からないとする中で、今後の見通しは不透明であるという認識を示した。

 英ロンドンのクイーンズクラブ(Queen's Club)で開催されているフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)で、19日に行われたデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)との1回戦の終盤に足を滑らせて膝を骨折したデルポトロは、22日にスペイン・バルセロナ(Barcelona)で手術を受ける予定だと明かした。

 30歳のデルポトロは、「先日の試合が最後かどうかは、きょうの時点では分からない」とすると、「テニスのことではなく、自分の健康と膝のことを考えて、何が一番良い選択肢か医師に尋ねたら、手術が最良の選択だと言われた」と語った。

 世界ランク12位で全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)の元王者であるデルポトロは、2月に実戦復帰を果たしたものの、今シーズンは5大会の出場にとどまっており、来月1日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)には間に合わない見通しとなっている。

「これからのことは、どうなるか分からない」「しっかり治して、膝が再び万全になることを願っている」「あした手術を受ける予定であることと、皆さんが与えてくれている支援と激励、そして注いでくれている全ての愛情に感謝していると伝えたかった」 (c)AFP