【6月22日 AFP】女子テニス、ネーチャーバレー・クラシック(Nature Valley Classic 2019)は21日、シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-4、6-3でヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を退け、世界ランク1位まであと2勝に迫った。

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 全仏オープンテニス(French Open 2019)女王のバーティは、今大会でタイトルを獲得すれば、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)を前に大坂なおみ(Naomi Osaka)を抜いて世界トップに立つとみられる。

 ウィンブルドンで通算5度の優勝を誇るヴィーナスを倒して連勝記録を10に伸ばしたバーティは、「試合を重ねるごとに少しずつ調子が上がり、グラス(芝)に慣れていく手応えがある。次もグラスコートに立ち、またシングルスの試合でプレーする機会を自分でつかみ取れてうれしい」とすると、「ヴィーナスのような王者と対戦するのは、いつだって光栄」とコメントした。

 バーティが準決勝で対戦することになったバーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)は、クリスティナ・プリスコバ(Kristyna Pliskova)との同胞対決を6-2、6-4で制し、同大会では6度目の出場にして自身4度目の4強入りを果たした。

 もう一つの準決勝は、第8シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)とペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)の組み合わせとなった。

 マルティッチは元全仏オープン女王のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)との準々決勝で、相手のマッチポイントを5度しのぎ、6-7(4-7)、7-5、6-1で勝利を収めた。第1セットをタイブレークで落としたマルティッチは、第2セットも2-5とリードされたものの、そこから5ゲームを連取すると、第3セットは6-1で勝ち抜いた。

 一方、2018年のウィンブルドンで4強入りを果たしたゲルゲスは、20日の2回戦で大坂を撃破したユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)に6-3、6-2で快勝した。(c)AFP