【6月6日 AFP】米国から安全保障上の脅威と見なされている中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ、Huawei)は5日、ロシアで来年から第5世代(5G)通信網を開発するとの合意をロシア通信企業MTSと締結した。

【図解】第5世代移動通信システム(5G)

 習近平(Xi Jinping)中国国家主席とウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)ロシア大統領の会談に合わせ、調印が行われた。

 MTSは、ファーウェイとの間で「2019〜2020年に5G技術の開発と第5世代通信網の試験的な立ち上げ」を行う合意を結んだと発表した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権はファーウェイを中国政府のスパイと見なし、今年5月にはファーウェイに対する米国製ハイテク部品などの販売を禁止。それ以降、ファーウェイは騒動の渦中にある。(c)AFP