【6月3日 AFP】サッカー国際親善試合が2日、各地で行われ、フランスはアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の得点などでボリビアに2-0で快勝した。

 2020年欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選の再開を控えるW杯ロシア大会(2018 World Cup)王者のフランスは、開始5分にトマ・レマル(Thomas Lemar)のゴールで先制すると、5シーズン過ごしたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)退団を発表したグリーズマンが、前半のうちに追加点を押し込んだ。

 グリーズマンはこれで代表通算29ゴール目。1998年のW杯優勝メンバーであるユーリ・ジョルカエフ(Youri Djorkaeff)氏を抜き、フランス代表の歴代得点数でジュス・フォンテーヌ(Just Fontaine)氏とジャン・ピエール・パパン(Jean-Pierre Papin)氏にあと1ゴール、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏にあと2ゴールと迫る歴代単独8位となった。

 一方で、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が足首を痛めて前半だけで交代するという、少し心配な出来事も起こった。代表は8日に公式戦に戻り、欧州選手権予選のグループHでトルコとの2連勝同士の対戦に臨む。

 グリーズマンは「少しウオームアップが必要だった。トルコとのアウェーゲームは難しい試合になるし、覚悟を決めなくてはならない」「自分は最高の状態ではないかもしれない。だからプレー時間を積み、トルコ戦に向けて状態を上げる意味でも、この試合が生きてくるはずだ」とコメントした。(c)AFP