【6月1日 AFP】ドイツサッカー連盟(DFB)は31日、同国代表を率いるヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督が運動中に負傷して病院に運ばれ、今月予定されている欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選のベラルーシ戦とエストニア戦で指揮を執ることができなくなったと発表した。

 連盟のコメント文によると、レーブ監督は動脈圧迫で治療を受けており、今月の国際試合でベンチに座ることはできなくなった。また、独日刊紙ビルト(Bild)は、同指揮官が数週間前のトレーニングで自らダンベルを落としてしまい、循環器系に障害を起こしてフライブルク(Freiburg)の大学診療所で検査を受けたものの、手術の必要はなかったと伝えた。

 レーブ監督はコメント文で、「回復しているが、数週間は様子をみていく必要がある」「コーチ陣とは緊密に連絡を取っており、2試合ほどは電話で彼らと話すことになる」と説明した。

 DFBは今後の方針として、アシスタントコーチのマーカス・ソルグ(Marcus Sorg)氏が欧州選手権の予選で監督代行を務め、GKコーチのアンドレアス・ケプケ(Andreas Koepke)氏と代表のテクニカルディレクターを務めるオリバー・ビアホフ(Oliver Bierhoff)氏がサポートすると公表した。

 ビアホフ氏は、「最も重要なのはヨギ(Jogi、レーブ監督の愛称)が数日で完治して戻ってくることだ」と述べた。

 ドイツ代表はオランダのフェンロ(Venlo)に集合した後、8日に敵地ボリソフ(Borisov)でベラルーシ戦、11日に地元マインツ(Mainz)でエストニア戦に臨むことになっている。(c)AFP