【6月5日 Xinhua News】中国上海市にある華東師範大学(East China Normal University)と米ニューヨーク大学(New York University)が共同で運営する大学、上海ニューヨーク大学は5月30日、新キャンパスの着工を発表した。同市浦東(Pudong)新区の前灘国際ビジネスエリアに位置する新キャンパスは、2022年の竣工と運用開始を予定している。竣工後は、同区世紀大道にある現キャンパスから前灘新キャンパスに完全移転する。

 中国教育部は2012年、独立法人の資格を持つ上海ニューヨーク大学の設立を認可した。同校は、高等教育における中米協力のモデルケースとされている。同校には今年5月時点で、第6期までの学生が入学しており、学部生と大学院生1300人以上が在籍している。

 同校にはここ数年、80カ国・地域の学生が入学し、在校生の49%を留学生が占める。うち、6割は米国、残り4割の大部分が「一帯一路」沿線諸国・地域からの留学生となっている。

 同日着工した前灘新キャンパスは、上海陸家嘴集団が開発を請け負う。建築面積は11万平方メートルを超え、運用開始後は最大4000人の学部生と大学院生が、この場所で学ぶようになる。(c)Xinhua News/AFPBB News