【5月31日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2019)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-1、6-4、6-3でラッキールーザーのヘンリ・ラークソネン(Henri Laaksonen、スイス)に快勝し、3回戦に進出した。

 ジョコビッチは、初めて4歳の息子ステファン(Stefan)ちゃんの前で試合をし、こみ上げるものがあったと語った。

 コート・スザンヌ・ランラン(Court Suzanne Lenglen)のプレーヤーズボックスからステファンちゃんが見守る中、ジョコビッチは史上2人目となるキャリア2度目の四大大会(グランドスラム)4連勝に歩みを進めた。

 試合後にジョコビッチは「自分の息子の目の前でプレーしたのは人生で初めてだったから、とても特別な日になった」と語った。

「1時間半もあそこに座っていて、とんでもなく我慢強かった。いつもなら、テニスの時はあれほど忍耐強くない」

 昨年7月、ステファンちゃんは父親の4度目のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇をセンターコートでともに祝ったものの、その決勝戦は観戦できなかった。ウィンブルドンを主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)が、5歳以下の子どもの観戦を禁止していたためだった。

 勝ち上がりを決めたジョコビッチは16強入りを懸け、世界ランク147位で、予選を勝ち上がってきたサルバトーレ・カルーソ(Salvatore Caruso、イタリア)と対戦する。26歳のカルーソは、第26シードのジル・シモン(Gilles Simon、フランス)から金星を収め、自身初となるグランドスラム3回戦に進出している。(c)AFP