【5月30日 AFP】女子テニス、元世界ランキング5位のルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)が、29日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2019)女子ダブルス1回戦で敗れ、現役生活に幕を下ろした。

 2015年にローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)のシングルスで準優勝に輝いた32歳のサファロバは、ベタニー・マテック・サンズ(Bethanie Mattek-Sands、米国)とのペアで5個の四大大会(グランドスラム)タイトルを獲得するなど、ダブルスでは世界ナンバーワンになった。

 マテック・サンズが膝のけがで欠場しているため、今大会はドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)とペアを組んで出場したサファロバだったが、この日は4-6、0-6でソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)/アンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)組に敗れた。

 サファロバは「ツアーで何年も戦ったが、今でもコート上では楽しい」「競技が恋しくなるのは間違いない。でも大舞台で良い結果を残すこともできたし、素晴らしいキャリアだった」「申し分のない時間だったし、新しい人生の一章を始めることを楽しみにしている」と語った。

 また、バーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova)と組んで出場した2016年のリオデジャネイロ五輪では、1回戦で米国のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)/ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)組から金星を挙げるなどして銅メダルを獲得したが、ここ2年は度重なる故障や体調不良に悩まされた。(c)AFP