【5月24日 CNS】中国・四川省(Sichuan)成都(Chengdu)税関によると、成都市民がインターネット通販で購入したと思われる生きているカブトムシなど7匹が入った国際郵便物が、成都郵便ルートの検疫所で発見、押収された。

 成都税関成都郵便局税関によると、入国関連の国際郵便物の検査過程で、フィギュア(人形)と申請された日本からの郵送物に検疫探知犬が反応。X線検査などを行って税関職員が荷物を開封すると、ティッシュとおがくずの入った小さな透明容器に入っていたカブトムシが見つかった。

 税関の調査によると、見つかったのは主にインドネシア原産のアトラスオオカブトとオウゴンオニクワガタで、夜行性でおとなしいが、一度外に放たれると生態系に影響を及ぼす恐れがあるという。

 成都税関では今年、郵便物として検査した約400ロットの植物製品のうち、南アフリカ産の大型サソリや、キクイムシなど有害生物13種類を見つけ出している。(c)CNS/JCM/AFPBB News