【5月16日 AFP】昨年ベストセラーとなったドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領就任当初の混乱を描いた暴露本「炎と怒り(Fire and Fury)」の著者マイケル・ウォルフ(Michael Wolff)氏が来月、新刊「Siege: Trump Under Fire(原題)」を出版する。

 数多く出版されたトランプ大統領本の中でも最初に登場した「炎と怒り」は2018年1月に出版されて以来、全世界で400万部以上を売り上げた。

「炎と怒り」は匿名の政権内部関係者の証言に言及しながら、元不動産王でリアリティー番組のスターだったトランプ氏がいかにして2016年米大統領選に勝利して世界を驚かせたのかに迫り、大混乱の選挙戦や不適格な大統領を手厳しく描写している。

 トランプ氏は「炎と怒り」を「うそだらけ」と批判。顧問弁護士を通じて版元に出版差し止めを求めたが、聞き入れられなかった。

 大手出版社マクミラン(Macmillan)傘下で版元のヘンリー・ホルト(Henry Holt)社によると、「炎と怒り」がトランプ氏の就任1年目を題材にしているのに対し、新刊は「捜査によって窮地に陥り続ける政権と、不安定さを増し、奇矯な振る舞いが増え、感情をコントロールできなくなる大統領について暴露する」内容だという。

「Siege: Trump Under Fire」は6月4日発売予定。トランプ氏が就任2年目に差し掛かるところから、ロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官が大統領選におけるロシア介入疑惑に関する捜査報告書を提出したところまでを描いている。(c)AFP