【1月5日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は4日、自身の大統領としての適性を疑問視する暴露本について、「うそだらけ」で情報源をねつ造しているとツイッター(Twitter)への投稿でこき下ろした。

 ジャーナリストのマイケル・ウォルフ(Michael Wolff)氏の著書「Fire and Fury: Inside the Trump White House(仮訳:炎と怒り──トランプのホワイトハウスの内側)」について、トランプ氏は「いんちき本の著者をホワイトハウス(White House)出入り禁止にした(実際に何度も彼の取材を拒否している)! 本のため彼の取材に応じたことは一度もない。うそだらけ、虚偽まみれ、実在しない情報源ばかりだ」とツイートした。

 さらに「この男の過去を見てみろ、彼とだらしないスティーブにどんなことが起きるか気を付けることだ!」と続けた。最側近だったスティーブ・バノン(Steve Bannon)元首席戦略官・上級顧問を指したコメントとみられる。

 暴露本はトランプ氏の最側近らの発言を引用し、同氏の大統領としての資質に大きな疑問を投げ掛けている。ツイートに先立ちトランプ氏は代理人を通じ、本の出版差し止めと宣伝の中止を出版社に要求したが、出版社側は拒否。今月9日に予定されていた発売を5日に前倒しすると発表している。(c)AFP