【5月7日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは6日、第37節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)の強烈な一撃でレスター・シティ(Leicester City)に1-0と辛勝し、連覇まであと1勝に迫った。

 流れるような最高のサッカーを披露できなかったシティは、70分にセンターバックのコンパニーがミドルシュートをゴール上隅に突き刺して13連勝を飾り、2位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点1差を守った。

 シティは12日に行われる最終節の敵地ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦で、同日ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)とホームで対戦するリバプールより良い結果、あるいは同じ結果を出せば、約10年間達成されていないリーグ連覇を果たすことになる。

 ここ数年は負傷に苦しみ出場試合数が減っていたコンパニーは、今季限りでクラブとの契約が満了となる。この日は本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)でのリーグ最終戦で、自身にとっては同地で最後の一戦になるとみられるコンパニーは、目に涙を浮かべながらスタジアムを一周した。

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「今自分たちのいる場所に導いてくれた選手が何人もいる。ヴィンセントはそのうちの一人だ」と称賛した。

「体調が整っているときの彼は、信じられないようなセンターバックだ。周りに愛されるリーダーだ」

 グアルディオラ監督はコンパニーに対してシュートを打たないように促していたと明かしたが、コンパニーは2007年のハンブルガーSV(Hamburger SV)時代以来となるペナルティーエリア外からの得点を決めた。

 コンパニーは「どれだけ得点できるかではなく、いつ決めるかが大事。きょうはそれが必要だった」と振り返っている。

「この4か月は一歩一歩が重要だった。リバプールも後に続いていて、ブライトンとの最終決戦に臨む。まだ何も勝ち取っていない」 (c)AFP/Kieran CANNING