【5月5日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは4日、第37節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は終盤にディボック・オリジ(Divock Origi)が決勝点を決めてニューカッスル(Newcastle United)に3-2で勝利した。頭を打って途中交代したモハメド・サラー(Mohamed Salah)がいない中で競り合いを制したユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、29年ぶりのリーグ優勝に向けてチームは最善を尽くしているとした。

 70分に担架で運ばれたサラーは、7日に控えるFCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準決勝第2戦への出場が危ぶまれている。また、クロップ監督はロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)がアンフィールド(Anfield)でのこの試合の欠場が決定的だと明かした。

「見守るしかない。GKの臀部(でんぶ)が頭に当たった。ロッカールームで試合を見届けたので問題はなかったが、詳しく検査する必要がある」

 敵地バルセロナでの第1戦を0-3で落とし、奇跡が起きない限り逆転が困難な状況にあるリバプールだが、リーグ戦では優勝争いに踏みとどまっている。

 終盤の得点でスリリングな試合を制したリバプールは、再びマンチェスター・シティ(Manchester City)に2ポイント差をつけ暫定首位に立ったが、現時点で残り試合数はシティが2、リバプールが1となっている。

 リバプールは今季リーグ戦では1敗しかしていない。クロップ監督は「われわれがチャンピオンになるかならないかは運命だ。自分たちにこれ以上のことはできないのだから」と話した。「引き分けた試合でもチームは勝利するためにすべてを尽くした。選手は常に勝利への執念を見せてくれた」

 サラーはパンチングでボールをはじき出そうと飛び出したニューカッスルのGKマルティン・ドゥブラウカ(Martin Dubravka)と接触して頭部を強打。手で顔を覆いながら担架で運ばれたサラーには両チームのファンから拍手が送られた。(c)AFP/Kieran CANNING