■その他の調査結果

 報告書にはこの他にも次のような調査結果が記載されている。

・地表の75%、海洋環境の40%、内陸水路の50%は「大幅に改変」されている

・自然からの恩恵が今後最も低下する地域の多くには、先住民の居住地や世界で最も貧困な共同体があり、これらの地域は気候変動に対して脆弱(ぜいじゃく)

・20億人以上がエネルギーを木質燃料に依存し、40億人が自然の薬に依存している。また、世界の食用作物の75%以上が動物による花粉媒介を必要としている

・過去50年間で、陸上と海洋の生態系の半分近くが人の干渉によって大きく損なわれた

・漁業、産業的農業、畜産業、林業、鉱山業、バイオ燃料や化石燃料エネルギー生産などへの助成金は、浪費、非効率、過剰消費などを助長する

(c)AFP/Marlowe HOOD