【5月6日 CNS】中国で働く外国籍人材にとって、最も魅力的な都市は、上海市が7年連続で首位、次いで北京市だった。多くの人たちを驚かせたのは、3位となった安徽省(Anhui)の省都である合肥市(Hefei)だ。注目すべきは、合肥市が1級都市の深セン市や広州市(Guangzhou)を抑えて、2年連続で3位につけたことだ。

 広東省(Guangdong)深セン市(Shenzhen)でこのほど開催された第17回中国国際人材交流大会(CIEPConference on International Exchange of Professionals)で、2018年「魅力中国─外国籍人材にとって最も魅力的な中国の都市」の選定結果として発表された。

 データによると、合肥市の2008年のGDPは1664億元(約2兆7663億円)だったが、17年には7213億元(約12兆円)に達した。年平均成長率は33.35%で、08~17年の中国主要都市GDP成長率ランキングで2位となっている。

 中国社会科学院(Chinese Academy of Social Sciences)西部発展研究センターの陳耀(Chen Yao)副主任は、経済が急成長している条件下において、科学技術イノベーションが都市に外国籍人材を引きつける第1の条件になっていると指摘する。

「2級都市、一流の科学研究」の典型とされる合肥市では、数多くのテクノロジーが誕生している。世界で初となる光量子コンピューターや中国初の窓用エアコンなどが合肥で誕生した。ノートパソコンは8台に1台が合肥製だ。同市はまた、世界で最初に大規模な量子通信ネットワークを構築した都市でもある。