【4月24日 AFP】18-19スペイン1部リーグは23日、第34節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はアラベス(Alaves)に2-0で勝利し、2位との勝ち点差を12とした。この結果、24日にアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がバレンシア(Valencia CF)に敗れれば、バルセロナの優勝が決定する。

 リーグ制覇への歩みを快調に進めるバルセロナは、リオネル・メッシ(Lionel Messi)をベンチスタートさせる余裕を見せて勝利し、優勝は時間の問題となった。

 アトレティコが本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)でバレンシアに勝利した場合でも、バルセロナは次節カンプ・ノウ(Camp Nou)でレバンテ(Levante)を破れば優勝を決めることができる。

 また、アトレティコは同節でレアル・バジャドリード(Real Valladolid)と対戦するが、試合はバルセロナ戦の数時間前に行われるため、バレンシアとバジャドリードとの2試合で最低4ポイントを獲得しなければ、試合前にバルセロナの優勝が確定する。

 バルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、「とても価値のある勝利だ。多くの人がリーグ優勝は決まったと言うが、ピッチ上で決まってほしいね」とコメントしている。「必要なのは4試合で3ポイント以上なので優勝は目の前に迫っている。数か月の努力を経てこのポジションにいられることは大きな喜びだ」

 カルレス・アレニャ(Carles Alena)のゴールで先制したバルセロナは、その後ルイス・スアレス(Luis Suarez)のPKで突き放すと、バルベルデ監督はリバプール(Liverpool FC)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準決勝を見据えて温存していたメッシを直後の61分に投入した。

 8位のアラベスは来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)出場権獲得が遠のいた。また、バルセロナは25日にヘタフェ(Getafe CF)と対戦する3位のレアル・マドリード(Real Madrid)に16ポイント差をつけている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT