【4月22日 AFP】18-19フランス・リーグ1は21日、第33節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がハットトリックを記録し、ASモナコ(AS Monaco)に3-1で勝利した。ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の復帰と通算8度目のリーグ優勝に花を添えたエムバペは、来季以降のPSG残留を明言した。

 この試合の前に行われたリール(Lille OSC)対トゥールーズ(Toulouse FC)が0-0で終わったため、2位リールと首位との勝ち点差は今季残り5試合で16となり、PSGのここ7年で6度目の優勝が決定していた。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)行きがうわさされているエムバペは、試合後仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対し、「僕はここにいる。このプロジェクトへの契約を済ませているんだ」とPSGへの忠誠を誓った。

「ジズー(レアルのジネディーヌ・ジダン<Zinedine Zidane>監督の愛称)がいるのはレアルにとって良いこと。僕は崇拝者の一人として彼らの試合を見るよ」

 この日のハットトリックでリーグ戦の得点数を30とした20歳のエムバペは、「満足している。まだシーズンは終わっていない。もっと得点したい」とコメントしている。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)では決勝トーナメント1回戦敗退に終わったPSGは、リーグ制覇を自力で決めることができた直近の3試合で足踏みしていた。今後は、レンヌ(Stade Rennes FC)とのフランス杯(French Cup 2018-19)決勝で国内2冠に挑む。

 ライヴィン・クルザワ(Layvin Kurzawa)に代わり後半頭からピッチに立ったネイマールは、右足をけがした1月23日以来の復帰を果たした。また、後半途中から投入されて戦列に復帰したエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)の終盤の得点はオフサイドで取り消されたものの、PSGは前線の3人が数か月ぶりにユニットを組んだ。(c)AFP