【4月18日 AFP】18-19フランス・リーグ1は17日、第28節延期分の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は敵地でナント(FC Nantes)に2-3で敗れ、3戦連続でリーグ優勝を決めることができなかった。

 先々週ストラスブール(RC Strasbourg)と引き分け、先週は2位リール(Lille OSC)に1-5と大敗したPSGは、ダニエウ・アウベス(Daniel Alves)のスーパーゴールで先制するも、ディエゴ・カルロス(Diego Carlos)の2得点とマジード・ワリス(Majeed Waris)のゴールを許した。

 終盤には途中出場のメテハン・グチュル(Metehan Guclu)が1点を返すもPSGは黒星を喫し、今季リーグ戦3敗目を喫した。

 それでも、負傷と出場停止処分で主力選手を数人欠いたPSGは、6試合を残し2位に17ポイント差をつけている。

 21日のトゥールーズ(Toulouse FC)戦でリールが白星を逃し、PSGが低迷するASモナコ(AS Monaco)に勝利すれば、PSGにとって過去7シーズンで6度目となるリーグ優勝が決定する。

 リールに敗れた後、「個のクオリティーを欠いている」とチームメートを非難したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)はこの日のナント戦を欠場し、先発メンバーにはBチームのような顔ぶれが名を連ねた。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、エムバペを登録メンバーから外した理由は先日の批判によるものだったかは明確にせず、自身の采配に対しては「説明をしない」と述べた。

 トゥヘル監督は、「分析は非常に簡単だ。パフォーマンスが非常に悪かったから、負けるべくして負けた」とコメントした。

「リール戦は試合をコントロールしていたが、きょうは90分を通して良いプレーを見せられなかった」

「負けることもあれば、ミスをすることもある。選手がハングリー精神を持ち、素晴らしい態度で試合に臨んでいると感じれば、われわれはどんな時でも彼らを擁護するだろう。しかし、きょうはそれができない」 (c)AFP