【4月9日 AFP】カトリック教会の聖職者による子どもへの性的虐待が世界で相次ぎ発覚している事態を受け、日本カトリック司教協議会(Catholic Bishops' Conference of Japan)は9日、児童性的虐待に関する調査に乗り出す意向を明らかにした。

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 AFPの取材に応じた協議会の広報担当によると、先週開かれた常任司教委員会で、全国16司教区を通じた内部調査を実施する方針が決まった。

 2002年と2012年に行われた司教へのアンケートでは性的虐待に関する少なくとも5件の被害報告があったといい、今回の調査ではこの5件について、関与した人物の処分や被害者への対応など、各司教がどのように対処したかも検証されるという。

 さらに別の虐待疑惑についても調査が行われる予定で、具体的な段取りや調査結果の公開範囲などの詳細については今後決めていくという。

 7日には都内で被害を訴える人たちによる集会が開かれ、現在62歳の男性が幼少の頃に東京西部のカトリック系男子学校で性的虐待を受けた体験を語った。

 毎日新聞(Mainichi Shimbun)によると集会には高見三明(Mitsuaki Takami)長崎大司教が参加し、男性に対し「私たちが十分なことができず、苦しい思いをさせていることを申し訳なく思う」と語り掛けた。

 聖職者による性的虐待については都内の別のカトリック学校でも被害があったと報じられており、全国規模での被害の全容は今も明らかになっていない。また、今年11月には約40年ぶりとなるローマ法王の来日が予定されている。(c)AFP