【3月15日 AFP】昨年10月に打ち上げに失敗したロシアの宇宙船「ソユーズ(Soyuz)」に搭乗していた米航空宇宙局(NASA)のニック・ヘイグ(Nick Hague)、ロシアのアレクセイ・オフチニン(Alexey Ovchinin)両飛行士が14日、今回は無事に国際宇宙ステーション(ISS)に向けて出発した。

 両飛行士とNASAのクリスティーナ・コック(Christina Koch)飛行士を乗せたソユーズは、予定時刻のグリニッジ標準時(GMT)14日午後7時14分(日本時間15日午前4時14分)、カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた。

 NASA TVのコメンテーターは、「ソユーズは今、軌道上にあり、乗員は国際宇宙ステーションに向かっている」と述べた。ロシア国営宇宙企業ロスコスモス(Roscosmos)も、ソユーズが軌道に乗ったと認めた。

 ヘイグ、オフチニン両飛行士は昨年10月、搭乗したソユーズが打ち上げ2分後に技術的な問題で緊急着陸を余儀なくされるトラブルを経験していた。このため再挑戦となる今回の打ち上げは注目を集めていた。(c)AFP/Kirill KUDRYAVTSEV