【3月4日 AFP】米大リーグ(MLB)、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)のダルビッシュ有(Yu Darvish)が3日、米アリゾナで行われたオープン戦で先発し、直球が最速97マイル(約156キロ)を記録するなど2回27球を投げ、登板後に自信を口にした。

 カブス移籍後の初シーズンとなった昨年は故障に悩まされたが、今スプリングトレーニングで2度目の登板となったこの日は、4四球を許した前回から変化球の制球が改善され、本人も「キャリア最高の状態」と自信に満ちあふれた様子で語った。チームも打線が爆発し、シカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)に13-4で大勝している。

 マウンドを降りた後はブルペンでさらに15球を投げ込んだ右腕について、カブスを率いるジョー・マッドン(Joe Maddon)監督も「とにかく彼の自信の問題。今は自信をつけ始めている」「体の状態も良いからね」と語った。

 ダルビッシュは2018年2月、6年総額1億2600万ドル(当時約137億円)でカブスと契約したが、同5月以降は右上腕三頭筋の腱(けん)炎に悩まされ、昨季の先発登板はわずか8試合にとどまった。その後、リハビリとしてマイナーリーグで2試合に登板したが、シーズンを途中で打ち切って同9月には右肘に手術を受けていた。(c)AFP