【2月28日 AFP】ベトナムの首都ハノイで27日に始まった2度目となる米朝首脳会談で、同日夜に開かれたドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の夕食会のメニューにはサーロインステーキとキムチが並んだ。

 両首脳はハノイの歴史ある高級ホテル「メトロポールホテル(Metropole Hotel)」で握手し短い言葉を交わした後、夕食会に臨んだ。両首脳の対面は、昨年6月にシンガポールで開催された史上初の米朝首脳会談に続き、2度目となる。

 ホワイトハウス(White House)が明らかにしたメニューの詳細によると、米朝それぞれの典型的な料理により両国の食文化の隔たりを埋めようとする取り組みがうかがえる。

 前菜はエビのカクテル。レタスとアボカドに、米国で一般的なサウザンドアイランドドレッシングが添えられた。

 メイン料理はサーロインステーキ。付け合わせにはキムチ入りの梨が選ばれ、代表的な朝鮮の夕食に敬意を表した。

 デザートはチョコレートケーキ。トランプ氏は食欲が旺盛なことで知られる。

 絶対禁酒主義者として知られるトランプ氏の出席した夕食会では飲み物にアルコールは出されず、米朝両首脳には柿と蜂蜜のノンアルコールカクテルが出された。(c)AFP