【2月6日 AFP】2018年8月に行われた米大リーグ(MLB)の試合で頭部にファウルボールを受けた女性が、その数日後に死亡していたことが分かった。米スポーツ専門チャンネルESPNが報じた。

 亡くなったのはロサンゼルスに住むリンダ・ゴールドブルーム(Linda Goldbloom)さん(79)で、この話はこれまで公表されていなかった。

 ESPNの番組「Outside the Lines」によると、ゴールドブルームさんは昨年8月25日のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)対サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)戦でファウルボールが当たり、4日後の29日に病院で死亡した。検視官の報告によれば、死因は「鈍的外傷による急性の脳出血」だという。

 ドジャースは、現時点でこの件に関するコメントを発表していないが、ESPNに宛てた文書で「今回の悲劇的な事故、そしてゴールドブルームさんの死に深い悲しみを覚えました」「ドジャースと親族との間では、この件は解決しています」と述べた。

 野球では、客席に飛び込んだボールが当たって観客がけがをすることは時折あるが、死亡事故は極めてまれ。MLBではおよそ50年ぶりとなり、1970年に同じドジャー・スタジアム(Dodger Stadium)で、14歳の少年がファウルボールを受けて死亡している。

 ここ数年、メジャーの各球団はファンをファウルボールから守るため、防護ネットを張る範囲を広げている。観戦チケットにもファウルボールの危険性を伝える文言を記載し、注意を促していた。

 ゴールドブルームさんは結婚59年を祝うため、夫と観戦に訪れていた。(c)AFP