【1月23日 AFP】元陸上男子短距離のウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏が、以前から挑戦していたサッカー選手になる夢を諦めたことを明かした。22日にジャマイカの国内メディアが報じた。

 五輪で8個の金メダルを獲得しているボルト氏は、2018年に豪Aリーグのセントラルコースト・マリナーズ(Central Coast Mariners FC)でトライアルを受けたが契約には至らず。その後もサッカー転向の希望を捨てないと話していたが、22日にキングストンで行われたイベントの場で、夢への挑戦には区切りをつけ、今後は実業家としてのキャリアに集中すると明かした。

 テレビジョン・ジャマイカ(Television Jamaica)によれば、ボルト氏は「適切なやり方でなかったとは言いたくないが、もう少し良い方法はあったと思う。そこから学ばないといけない。人生は学びの連続だ」とコメントした。

「良い経験だった。チームの一員になれただけですごく楽しかったし、陸上とはまったく違って、続けている間は面白かった」「スポーツマンとしての人生は終わり、これからは別の仕事へ移る。計画はたくさんあるし、いつも言うように、自分はいろいろなことに手を出してみたいから、これからはビジネスマンを目指す」 (c)AFP