【2月11日 CNS】中国・河南省(Henan)鄭州市(Zhengzhou)の登封(Dengfeng)希望文武学院で、指導者の動きに合わせて武術の練習をする子どもたち。

 同校には、身寄りのない生徒や帰郷するのが難しい生徒が40人以上もいる。そんな生徒たちは新年を迎えても学校に留まり、自分たちの師であり同校の校長でもある劉剛(Liu Gang)先生と一緒に新年を過ごす。

 この40人の生徒はみな孤児で、衣食住など生活のすべてを劉先生一人で面倒を見ている。また「先生」と呼ぶ生徒たちも、心の中ではみな劉先生を「父親」として慕う。生徒たちは龍先生がいなければ武術も学べず本も読めず、肉も食べられず、新年も過ごせないことも分かっているからだ。

 劉先生は、少林寺(Shaolin Temple)に弟子入りし、法名を得てから、少林寺武僧団の武僧にもなった。武僧団の教頭を務めた経験もあるほどの、「伝説的」武僧だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News