■体を絞った大坂

 大坂は、グランドスラムのアジア・パシフィック大会と呼ばれることもある全豪オープンに第4シードとして出場し、日本の期待を背負ってプレーすることになる。大坂によると、選手間では、セレーナが自身8度目の大会制覇にしてグランドスラム史上最多に並ぶ通算24回目のタイトル獲得を果たすとの見方が強いという。

 その点について大坂は、「だけど、特にグランドスラムでは、誰もがとても戦いにくいと感じてしまうような選手がいる」と話した。それは誰か尋ねると、大坂は笑顔を見せながら「私はあまり人と話さないから、彼らが何を考えているか分からないので、誰かほかの人に聞いてみて」と答えた。

 今季開幕戦となったブリスベン国際(Brisbane International 2019)では、準決勝でウクライナのレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko)に敗れてベスト4に終わり、大坂は「戦い抜く上で集中力が足りなかった」と反省の弁を口にしていた。

 オフシーズンの別の目標として、機動力をつけるために体重を数キロ減らして体を絞ったという大坂は、「減量したのはもっと機動力をつけたかったから。外見とかそういうことのためではない」「おかげでプレーしやすくなったと感じている。ボールに素早く追いつけるようになったし、体の痛みもない」と話した。(c)AFP/Martin PARRY