【1月9日 AFP】米中の貿易戦争を解決するために北京で3日間にわたって行われていた次官級の貿易協議が9日、終了した。

 今回は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と習近平(Xi Jinping)国家主席が昨年12月1日の米中首脳会談で、3か月間の貿易戦争「休戦」に合意して以降、両国政府による初の直接協議だった。

 アジア市場は、休戦の期限を迎える3月までに両者が合意に達し、さらなる関税の引き上げは回避されるとみて楽観的な姿勢を強めている。

 米国側代表団に加わった米農務省海外農業局のテッド・マッキニー(Ted McKinney)次官は宿泊先のホテルからの退出時、報道陣に「うまくいった」と語った。

 トランプ大統領は8日の時点でツイッター(Twitter)に、中国での協議は「非常にうまくいっている」と誇らしげに投稿した。

 中国外務省はこれまでに北京での協議が終了したことは認めているが、詳細は後に発表されるとしている。同省の陸慷(Lu Kang)報道局長は「良い結果が出れば、それは米中両国の利益になるだけでなく、世界経済にとっても朗報だ」と述べた。(c)AFP/Ryan MCMORROW