【1月4日 AFP】テニスの男女混合国別対抗戦、第31回ホップマンカップ(Hopman Cup XXXI)は3日、6日目が行われ、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)を擁するスイスが1-2でギリシャに敗れながらも決勝へ駒を進めた。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、男子シングルスでステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)に7-6(7-5)、7-6(7-4)で勝利。これで先勝したスイスは、女子シングルスでベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)が3-6、4-6でマリア・サッカリ(Maria Sakkari)に敗れ、混合ダブルスもフルセットの末に落としたが、フェデラーの勝利で決勝進出を決めた。

 ベンチッチとフェデラーは昨年、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)とアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)を擁するドイツを下して優勝しており、連覇が懸かる5日の決勝も全く同じ顔合わせになる可能性が高い。

 マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)氏とのペアで2001年に最初のホップマンカップのタイトルを獲得したフェデラーは、再び母国を決勝に導けたことについて「とてもうれしいよ。常に決勝進出を目指していたからね」と喜んだ。

「それに何よりも、自分の調子が良かったし、ステファノスとの試合はエキサイティングだった」「アンフォーストエラーもほとんどなかったし、高いクオリティーのテニスで、3セットにもつれていてもおかしくなかった」

 これに先立ち、同じグループBではキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie)とケイティ・ボールター(Katie Boulter)を擁する英国が、最後の混合ダブルスで勝負を決めて2-1で米国を破った。米国は、フランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe)とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)のペアで大会に臨んだが、すでに最初の2戦を落として優勝争いから脱落していた。

 ホップマンカップで過去に2度優勝しているセレーナは、世界ランク97位のボールターに予想外に手こずりながらも6-1、7-6(7-2)のストレートで勝利。シングルスではベンチッチ戦とサッカリ戦に続いて3戦全勝を飾り、開幕まで2週間を切った全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)に向けて準備を整えている。

 グランドスラム通算23勝を誇るセレーナは、今大会のシングルスで1セットを落としただけである一方で、右肩に問題を抱えている様子を見せる場面があったほか、大会を通じて両足首にテーピングを巻いている姿が確認された。(c)AFP