【12月29日 AFP】(写真追加)エジプトの首都カイロ近郊で28日、ギザ(Giza)のピラミッド近くを走行していた観光バス付近で爆弾が爆発し、ベトナム人観光客3人とそのガイド1人が死亡した事件を受け、同国内務省は、警察が29日朝に「テロリスト」40人を殺害したと発表した。

 内務省の声明によると、ギザ県で実施された2つの急襲作戦では30人の「テロリスト」を殺害し、さらに北シナイ(North Sinai)県でも10人を殺害したという。

 同省は当局が、政府機関や観光施設、教会などに対する連続攻撃を容疑者らが準備しているとの情報を得て、今回の作戦に乗り出したと説明。「テログループが観光、軍事、警察の施設、キリスト教徒の礼拝場所のほか、国の施設、とりわけ経済に関係する施設を標的とした連続攻撃を計画しているという情報を公安が入手した」とし、この情報に基づいて警察がギザおよび北シナイ県で同時急襲作戦を展開し、テロリスト計40人を殺害したという。(c)AFP