モウリーニョ前監督、マンUで過ごした日々は「とてつもない誇り」
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【12月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)前監督は19日、同クラブで過ごした日々は「とてつもない誇りだ」と述べ、オールド・トラフォード(Old Trafford)を去ることになった理由の一端に関して深く掘り下げるのは拒否した。
ポルトガル出身のモウリーニョ前監督は、リーグ優勝20回を誇るユナイテッドが16日に敵地アンフィールド(Anfield)で臨んだリバプール(Liverpool FC)戦に1-3で敗れ、今季わずか17試合でリーグトップとの勝ち点差が19まで突き放されたことを受けて、18日に指揮官を解任された。ユナイテッドはフルタイムの指揮官探しを始める中で19日、クラブの元ストライカーであるオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)氏が暫定監督に就任すると発表した。
モウリーニョ前監督は、就任1年目でヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)、フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)、FAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2016)のタイトルを獲得し、2年目にはリーグ戦2位とイングランドFAカップ(FA Cup 2017-18)準優勝を記録したが、3年目の今季は開幕から状況が乱れていた。
ここ数か月間は選手やクラブの方針に明らかに不満な様子を見せていたモウリーニョ前監督だったが、チームから解雇された翌日に英PA通信(Press Association)で発表したコメント文では、そうした問題に対する思いは押しとどめ、「ここに来た初日から、マンチェスター・ユナイテッドのエンブレムを身に着けることにとてつもない誇りを抱いてきた。ユナイテッドのサポーター全員が、そのことを理解していると確信している」と述べた。
「これまでのクラブと同様に、私は素晴らしい人々と一緒に仕事ができた。そして、その中には一生の友達もいると思っている」「皆さんは私のプロとしての信条をよく理解してくれていると思う。一つの章が終わるたびに、私は心から敬意を表し、元同僚に関してコメントなどはしない」
また、チェルシー(Chelsea)、レアル・マドリード(Real Madrid)、インテル(Inter Milan)なども率いてきたモウリーニョ前監督は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して、「マンチェスター・ユナイテッドには、私がいなくても未来があり、私にもマンチェスター・ユナイテッドなしの未来がある。だから、マスコミやサポーターと自分の気持ちを共有する必要がどこにある?」と強調した。
「これで終わりだ。それが私であり、これまでずっとそうしてきた。クラブを去った後に公の場に出てきて、物事の詳細やこうなったのは誰のせいなのか話すような連中に、私は常に批判的な態度を示してきた。それは、私のやり方ではない。とにかく、もう終わらせたい。これは過ぎたことであり、ゲームオーバーだと言っておきたい」 (c)AFP