マンU暫定監督に「レジェンド」スールシャール氏が就任、今季終了まで
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【12月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のストライカーとして活躍したオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)氏が19日、解任されたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の後任として古巣の暫定指揮官に任命された。任期は今シーズン終了まで。
リーグ優勝20回を誇る名門ユナイテッドは16日の試合でリバプール(Liverpool FC)に1-3で敗れ、今季17試合を終えて首位との勝ち点差も19まで突き放された。チームがリーグ6位に沈み来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権獲得が危ぶまれている悲惨な状況を受け、クラブの幹部は18日にモウリーニョ監督を就任からわずか2年半で解任した。
現在ノルウェーのモルデFK(Molde FK)を率いている45歳のスールシャール氏は、ただちにユナイテッドの暫定監督に就任し、クラブが新指揮官を見つけるまでトップチームを率いることが決定。マイケル・キャリック(Michael Carrick)氏やキーラン・マッケナ(Kieran McKenna)氏が名を連ねるコーチ陣には、新たにアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督の右腕だったマイク・フェラン(Mike Phelan)氏が加わる。
ノルウェー出身のスールシャール氏は、「マンチェスター・ユナイテッドは私の心の中にあり、指揮官として戻るのは本当に光栄なことだ」「素晴らしい才能を持つ選手たち、そしてスタッフやクラブのみんなと一緒に仕事をすることを楽しみしている」とコメントした。
一方、ユナイテッドのエド・ウッドワード(Ed Woodward)副会長は、スールシャール氏を「クラブのレジェンド」と称し、「マンチェスター・ユナイテッドで築いた彼の歴史は、彼がこのチームの文化を愛していることを物語っている。彼とマイク・フェランが戻ってくることをクラブの全員が喜んでいる」「シーズン後半に突入していく中で、彼らが選手とファンを結束させてくれると確信している」と述べた。
ブックメーカー(賭け屋)の予想では、シーズン終了後にユナイテッドのフルタイムの新指揮官に就く候補として、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督やレアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)元監督の名前が挙がっている。(c)AFP/John WEAVER