第三の欧州カップ戦、21-22シーズンから開催へ UEFAが承認
このニュースをシェア

【12月3日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は2日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)に次ぐ第三の欧州カップ戦を2021-22シーズンからスタートさせると正式に発表した。今まで以上に多くのクラブや協会に、欧州の舞台への門戸を開くことが狙いとなる。
新大会の設立は、アイルランド・ダブリンで行われたUEFAの執行委員会で承認された。これにより、ヨーロッパリーグの出場枠は現在の48チームから減らされ、3大会ともに1組4チーム×8グループの計32チームが出場するフォーマットになる。出場権は、欧州のトップ4リーグの上位7位チームの他、割合に小規模なリーグにも多く割り振られる。
UEFAの看板であるチャンピオンズリーグの仕組みは変更なし。一方でヨーロッパリーグは、グループ首位が決勝トーナメントへ自動的に駒を進め、グループ2位とチャンピオンズリーグのグループ3位チームが、残りの8枠をかけたプレーオフに回る形となる。
新設される「UEL2」でも、決勝トーナメント進出には同様の方式が採られ、ヨーロッパリーグの3位チームと新大会のグループ2位チームが16強入りを争う。
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長は、「今までよりも多くの試合を多くのクラブが行い、多くの協会がグループリーグへ姿を見せる」とコメントした。
「この大会は、欧州クラブ協会(European Club Association、ECA)を通じた各クラブとの話し合いが続く中で生まれたものだ」「欧州カップ戦に定期的に出場できるチャンスをもっと増やしてほしいという要望が、あらゆるクラブから広く寄せられていた」
新大会はヨーロッパリーグと同じ木曜日の夜に開催され、チャンピオンズリーグの特等席である水曜日と木曜日の夜のテレビ枠は、こちらもノータッチとなった。決勝は3大会とも同じ週に開催され、UEL2が水曜日、ヨーロッパリーグが木曜日、そしてチャンピオンズリーグが土曜日となる。(c)AFP